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各中国市場の解説

中国株市場の基本で、概要を説明しました。ここでは、各市場にどのような企業が上場しているのか、詳しく見ていきましょう。

【A・B株の関係】
A株とB株は、中国大陸企業が発行する全く同一権利・額面の株式です。取引対象の違いで、便宜的にA株とB株というような区別が設けられています。

株価やPERなどの指標はいずれも、「A株>B株」という関係になっており市場参加者数の違い、知名度の違い、資金量の違いなどがその原因としてあげられています。

単純に考えれば同一権利ですので、B株の方がお買い得ですが、B株が試験的市場である以上、政策変動にはA株以上に左右されるというリスクも存在あります。


【GEM】

香港には、メインボードのほか、成長企業向け株式市場として、GEMというものがあります。

GEMの目指すところは、「香港にアジア版のナスダックを」ということで、現在もアジア各地の成長有望企業が続々と上場を果たしています。


【レッドチップ】

レッドチップは簡単に言えば、資本金の出所(資本的背景)は大陸だが、登記は別の地域という企業のことを言います。

優良銘柄「ブルーチップ」に対して、大陸共産党政権を象徴する「赤」を掛け合わせた造語だそうです。

レッドチップに上場している企業には、ケイマン諸島、バミューダ諸島などのタックスヘイブンや香港で登記されているものが多く、こうした登記地の法律と会計基準が適用されます。
投資法人が多いのはレッドチップならではでしょう。

レッドチップ指数に採用されるのは、少なくとも30%の株式を中国本土の機関が保有しているというような条件があるそうです。


【H株】

H株は登記場所も資本も大陸である完全な大陸企業が香港に上場した時の銘柄総称です。H株の「H」は「HONGKONG」の頭文字です。

中国の企業が発行する株式で、中国本土市場に上場した場合はA株やB株といい、香港に上場した場合がH株となるわけです。

中国本土で登記された企業で、中国の法律が適用されます。
H株は従来的なインフラ・重工業系の企業が多いのが特徴です。


【ハンセン】

ハンセンは香港を代表する優良企業の株式です。
33銘柄しかなく、この中にレッドチップ銘柄も含まれています。

市場

種類

特徴

香港証券取引所

H株

海外から資金を調達したい企業が上場。大型国有企業が多数。

レッドチップ

香港に持ち株会社を設立するなどして香港市場に上場したもの。

ハンセン指数採用銘柄

香港市場上場の香港企業。優良銘柄が多数。

GEM

新興企業向け市場。日本のナスダック、マザーズに相当。ハイテク企業が多数。

上海証券取引所

A株

中国国内投資家専用、人民元建ての市場。

B株

国外投資家向け、米ドル建ての市場。国内個人投資家にも開放。

深セン証券取引所

A株

中国国内投資家専用、人民元建ての市場。

B株

国外投資家向け、香港ドル建ての市場。国内個人投資家にも開放。

表;中国市場のまとめ


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